システム開発成功の秘訣

様々な分野でIT化が加速している今、システム開発やソフトウエア開発の短納期化が進んでいます。
また同時に、納期の厳守や質も求められることから開発現場は様々な課題を抱えています。

 

短納期によって起こるトラブル

システム開発は納期が遅れることが多いといわれています。遅れる原因は開発側にあると考えられていますが、一概にそうとはいいきれません。
システム開発が遅れる原因の一つに、目的や要件があいまいなままの開発のスタートが挙げられます。顧客側でほしいシステムのイメージが明確でも、開発者にしっかり伝えなければ、開発者はシステムの目的が分からないまま開発をすることになります。
途中で理由が説明されない仕様変更も、優先順位があやふやになるので開発が遅れる原因となります。また、小さな仕様変更も積み重なれば、多くの時間を費やすことになります。

 

質の低下

開発をスムーズに行うには、作業の洗い出し、作業の順序や開発者の選定、作業時間の決定などが正しく行われることが必要です。
しかし、短納期や納期の厳守を求められた場合、要求された機能を作ることが優先され、保守性やチューニングが疎かになり、納品したあとに不具合が露見することにもつながります。
システム開発においては、携わるすべてのメンバーが共通の目標を認識する必要があります。システム開発を成功させるには、顧客側も開発者側も、お互いに「伝える」ことが大切になってくるのではないでしょうか。