コラム

Column

学習支援システムに求められるもの

2020年08月04日【文教】

「教育再生」或は「教育改革」という命題について、現在政府主導での取り組みが進められています。その一環として、初等教育・中等教育・高等教育の教育段階の役割に応じた方針が検討されています。いずれの段階・機関(学校種)でも共通なテーマの1つとして、「ゆとり教育の見直し」「学力の向上」が挙げられます。一方、共通の具体的な施策としては、「ICTの活用」があります。

 

能動的・自律的な学習への対応

急速な少子高齢化や急速なICTの発展と普及がもたらすグローバル化に対応するためには、何よりも人材育成が急務です。これまでの集合学習や受講形式に偏りがちであった教育方法の弊害を解消し、自ら考え、自ら学ぶことで、本来の「学修」が実践される教育環境をどのように提供できるかに掛かっています。その1つの方法が、「eラーニング」或は「LMS」と称されるシステムの活用になります。時間と場所の枠にとらわれずに、学生・生徒の自立的な学習が可能になるだけではなく、教員との間で双方向型の授業も実現でき、習熟度等に応じた個別の指導・教育も可能となるため、学生・生徒の学習意欲の向上にもつながります。

 

学習成果の評価と活用への対応

グローバル化や高度化・複雑化が更に進む社会で生き抜いていくためには、新たな時代に柔軟に対応できるような国際的な知識や専門的能力を兼ね備えた人材育成が必要となってきます。そのため、社会進出を控える学生の教育の質向上・質保証が重要なテーマの1つとなっています。 前述のように学生が自律的な学習に取り組んでも、その成果を正当に評価できなければ、専門性の追求など学習の深度を効率的・効果的に実践できないかもしれません。「eポートフォリオ」を活用することで、学生自身で学習の過程や成長の軌跡を把握する所謂「振り返り学習」の実践が可能となります。更に、それらを教員や学生同士で共有・検証することで、次の学習に活用できることになります。このようにICTを活用した学生成果の評価・共有・フィードバックサイクルの仕組みが、教育の質向上に繋がります。

 

 

 

愛知県名古屋市にあるプランナーズランドでは、学習支援システムのラインナップとして、eポートフォリオ「SG-Clip」、eラーニング「SG-Work」更には国際化へと取り組みとしていち早く日英二か国語対応を標準装備したポータルサイト「SG-Gate」の提供をしています。これらは、導入するだけではなく、その後どのように運用するかによって、はじめてその真価が問われます。プランナーズランドでは、学校業務に精通したスタッフが学校の事情に応じた提案・サポートを致しますので、まずはお気軽にお問合せください。