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クラウドシステムのメリット

2020年08月04日【文教】

数年前から良く耳にするようになった「クラウドシステム」は、様々な企業をはじめ学校における学籍管理など幅広い用途に活用されています。クラウドによるシステム導入には多くのメリットがありますが、こちらでは特に負担が軽くなる箇所に注目していきたいと思います。

 

端末が軽くなる

これまでの情報処理と言えば、膨大なデータを個々のパソコンを使用して処理するのが一般的であったため、年数の経過につれてデータの容量が大きくなると、処理速度が落ちたり、障害が発生した場合の復旧に時間がかかったりと、業務に支障をきたすこともありました。一方クラウドシステムでは、データ保管や複雑な処理をクラウド上のサーバで行い、インターネットを介して必要なデータを必要な時だけ取り出す運用が可能となります。データ処理のために高性能プロセッサーや大容量ハードディスクを搭載する必要がないため、端末に高い性能を求める必要がなくなります。

 

コストが軽くなる

サーバを自前で管理する(オンプレミス)場合、スペースや設備の確保に始まり、導入時の設計・調達・構築作業といった初期コスト、さらに導入後のOSやアプリケーションのアップデート・バージョンアップ、障害対応・データバックアップなどの運用コストが発生し、専門スキルを持った管理者の確保が必要となるため、有形無形のコストが継続的に発生します。これらを一括して外部に任せることができるクラウドシステムは、導入・運営・管理などコスト面での負担(特に初期導入コスト)を軽減することができます。

 

リスクが軽くなる

多くの方が懸念するのが、外部にデータを置く上でのセキュリティの安全性です。特に学校においては学生情報や成績情報といったまさに個人情報を扱うこともあり、情報漏えいのリスクが心配されています。
しかし、クラウドシステムを利用することでセキュリティはむしろ強化されると考えます。
例えば、重要なデータを全て学内のサーバ・パソコンに保存することは、言わばタンス預金のようなもので、端末の故障や盗難などによってデータを失う・漏洩するリスクがあります。

逆に、クラウドシステムへデータ管理を任せることは銀行預金のようなもので、容易に侵入できない対策がされており、仮に端末側で故障や盗難があったとしても、そこにデータがなければ情報がなくなる・漏れることはありません。クラウドシステムは複数の物理サーバによって仮想的に構成されているので、仮に1台のサーバが故障しても、提供されるサービスは止まることなく稼働し続け、データも毀損することがありません。
またクラウドシステムは堅牢なデータセンタで運用されていますので災害対策に強いということもメリットであり、BCP(事業継続性)対策としても非常に有効です。

 

 

 

 

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