コラム

Column

プログラミングについて

2020年08月04日【その他】

「コンピュータ ソフトなければ ただの箱」」といわれるとおり、コンピュータはソフトウエアがあってはじめて私たちの役に立つ存在になります。更にいえばコンピュータの性能がどれほど上がっても、ソフトウエアの作りが悪ければ凡庸な働きしかできません。

 

良いプログラムの条件とは

G.M.Weinbergによると、良いプログラムの条件として

1.仕様(specification)が正しい・良い
2.日程(schedule)が短い・納期に間に合う
3.適応性(adaptability)が良い
4.効率(effeciency)が良い

が挙げられています。また「コードの読みやすさ」が非常に大切であり、結果的に性能や拡張性に優れたものになると言われています。 アプリケーションソフトとして見た場合、利用者にとって必要な情報を適切・快適に処理して、新たな価値を生み出してくれることができなければ、どんなに美しいプログラムであっても(場合によっては悪意のプログラムであることも)有益でないことはいうまでもありません。

 

ノンプログラミング開発とは

コンピュータが処理できるコードを記述する「プログラミング」という工程を省くことで、従来のソフトウエア開発のプロセスを大幅に短縮する開発手法のことです。半年から1年以上にわたる開発には莫大な費用がかかると共に、仕様そのものが陳腐化してしまうリスクもはらみますが、前の段に記載した「良いプログラム」で挙げられている「短納期であること」を実現しつつ、その他の条件をもクリアします。ノンプログラミング開発では設計書からそのままプログラムが自動生成されることにより、プログラマのスキルによる属人性が排除されます。また設計者は自動生成されるプログラムを確認しながら設計を修正することも容易に行えます。但し現時点では、自動生成とカスタマイズ(特にユーザインターフェース)を両立させるためにプログラマの最小限の介在は必要となっています。

 

注目を集める超高速開発

最近ではノンプログラミングツールの台頭と共に、「超高速開発」というキーワードで語られるようになっており、「超高速開発コミュニティ(xRAD)」などの活動も活発に行われています。注目を集める大きな理由として、提供者側からは「労働集約型ビジネスモデルからの脱却」があり、利用者側からは「開発期間短縮」「内製化」が挙げられます。すべてのソフトウエア開発がツールを用いたノンプログラミングに移行する(できる)わけではなく、向き不向きを吟味しながら、時には割り切ることも含めて最適化を図っていくことが大切であると思います。

 

 

 

 

 

プランナーズランドでは、ジャスミンソフト社の『Wagby』の販売・サポートと『Wagby』を活用したノンプログラミング開発を行っており、お客様の求める短納期開発にお応えします。システム開発の常識を変える圧倒的な生産性にご興味をお持ちの方はお気軽にご相談下さい。